Skip to content

第4回 — プロジェクト設定とコンテキスト設計(CLAUDE.md)

Phase 2|環境整備 / 8時間(講義2h + ワークショップ6h)前提プラットフォーム:GitHub


この回の狙い

  • プロジェクトごとの「AIへの説明書」CLAUDE.md を整備する
  • AIの精度を上げつつ、無駄なトークン消費を減らす(コンテキスト最適化)
  • 「AIが間違えたらCLAUDE.mdに追記して再発防止」というルールの育て方を身につける

タイムテーブル

時間内容
0:00–2:00講義
2:15–5:00WS① 自分のリポジトリにCLAUDE.md作成
5:45–7:30WS② 矯正体験/Before-After比較
7:30–8:00振り返り・OJT課題

講義(2h)スライド構成

  1. 問題提起:同じ指示でもプロジェクトによってAIの精度が違うのはなぜ? → AIが前提を知らないから
  2. CLAUDE.mdとは:起動時にAIへ自動共有される「プロジェクトの常識・ルール集」
  3. 何を書くべきか
    • ビルド/起動/テスト/Lintのコマンド
    • ディレクトリ構成と各役割
    • コーディング規約・命名規則・使用ライブラリ
    • 禁止事項(例:main直push禁止、このディレクトリは触るな)
    • PR/コミットのルール
  4. 何を書くべきでないか:めったに使わない情報を全部盛りしない(トークンの無駄)
  5. コンテキスト最適化(記事の「初期コンテキスト最小化」):
    • AIが読むべき情報は最小限に。詳細はIssueや個別ファイルに置き、必要時に参照させる
  6. 階層管理:リポジトリ共通 / 個人用 / サブディレクトリ別の使い分け
  7. 育て方:AIが規約違反 → CLAUDE.mdに1行追記 → 次から守る、のループ
  8. 本日のゴール

💡 講師メモ:CLAUDE.mdは「書いて終わり」でなく「運用して育てる」もの。OJT課題で追記3件を必須に。


ワークショップ(6h)

WS① CLAUDE.md作成(約2h45m)

自分の実務リポジトリ(なければサンプルリポジトリ)で実施。

  • [ ] Claude Codeに:「このリポジトリのCLAUDE.mdのたたき台を作って。ビルド/テストコマンド、構成、規約、禁止事項を含めて」
  • [ ] 出力を人が精査して修正(AI任せにしない)
  • [ ] ビルド/テスト/Lintコマンドを実際に登録
  • [ ] 禁止事項を明記(例:mainへの直接push禁止/秘密情報をコードに書かない)
  • [ ] コミットしてリポジトリに反映

WS② 矯正体験 & Before/After比較(約1h45m)

  • [ ] CLAUDE.md なしの状態で、規約に反しそうなコードを書かせてみる
  • [ ] CLAUDE.md ありで同じ指示 → 規約に沿うか確認(矯正される体験)
  • [ ] ビルド/テストコマンドをAIに自動実行させ、結果まで面倒を見させる
  • [ ] Before/Afterの出力品質を比較し、グループで共有・発表

⚠️ つまずきポイント:

  • CLAUDE.mdに情報を詰め込みすぎて逆に精度低下 → 「常に必要なものだけ」に絞る
  • コマンドが間違っていてAIが実行失敗 → 実際に動くコマンドを検証して書く

OJT課題(1〜2週間運用)

実務リポジトリのCLAUDE.mdを運用し、追記を3件以上行う(AIが間違えた点を潰す)。

成果物

  • 実用的なCLAUDE.md(リポジトリにコミット済み)
  • 追記ログ(何を・なぜ追記したか)

🎯 回のゴール

自社/自分のプロジェクトに実用的なCLAUDE.mdを整備できる。

講師チェック

  • [ ] ビルド/テストコマンドが登録され、AIが自動実行できる
  • [ ] 禁止事項が明記されている
  • [ ] Before/Afterで品質差を説明できる